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フロイトの発達理論(2/11)

 ウイーンの精神科医S.フロイト(1856~1939)は、言わずと知れた「無意識」の発見者・精神分析学の創始者です。夢分析、心の局所論、心の構造論、防衛機制などの理論も打ち出し、のちの精神医学・人間理解に多大な功績を残しました。
 今回のセミナーでは、フロイトの「心理性的発達理論」を取り上げます。

 フロイトは、人間の人格は、幼児性欲が満たされていく過程の中で発達すると考え、性的欲動が活発になる身体の部位によって、発達の段階を分類しています。次の5つです。
  「口唇期」 (0歳~1歳ごろ)
  「肛門期」 (1歳~3歳ごろ)
  「男根期」(エディプス期) (3歳~5・6歳ごろ)
  「潜伏期」 (5・6歳~思春期)
  「性器期」 (思春期以降)

 ある時点で円滑に進まず「固着」したままだと、後の精神疾患などにつながるとされます。それはどのような機序で起こるのでしょうか。また、よく聞く「口唇期固着」や「肛門期的性格」、「エディプスコンプレックス」などはどういうことなのでしょうか。フロイトの理論に沿って学んでいきます。

 しかし、周知のとおり、フロイトがすべての病理の要因を幼児性欲の抑圧に帰結させたのは、かなり無理なことで、そのため多くの弟子がフロイトから離れていきました。フロイトの理論はどのように批判され発展してきたかについても、お話ししたいと思います。

 難しそうに思われるかもしれませんが、できるだけ簡潔に分かりやすくお伝えします。
 心理学の知識がなくても、相談や対人援助の職に携わっていなくても大丈夫です。毎回、いろいろなお立場の方と和気藹々と楽しく学んでいます。
 関心のある方は、どうぞお気楽にご参加ください。



◆日 時    2/11(水・祝)14:00~17:00
◆対 象  人間の心理・発達に関心のある方、自己理解を深めたい方
       (経験や専門性は不問です)       
◆場 所  心理面接室TAO
      (岡山市中区国富852 石原マンション302号 *HPで地図をご確認ください)
◆講 師  藤坂圭子(心理面接室TAO主宰)
◆定 員  10人 
◆参加費  3,300円(税込) 当日ご持参ください。
◆駐車場  お申し込み先着1名のみ可。
◆お申込み 右のフォームからお申し込みください。https://form.run/@tao-seminar
◆お申し込み期限  2/9(月)
                            心理面接室TAO 藤坂圭子
                            HP:https://tao-okayama.com